エドガー・ケイシーとは?【10.4.15UP】

エドガー・ケイシーについて、簡単にご紹介させていただきます。

いつ、どこで生まれた人なのか?

1877年、アメリカのケンタッキー州の田舎町に生まれ、家庭の経済的事情から学校は9年間の義務教育しか受けられず、16歳のときから働きに出ていた。1945年、67歳で亡くなる。

どんな能力があったのか?

催眠状態に入ると、超人的能力を発揮し当時の医者がさじを投げてしまった原因不明の重い病気にも、的確な診断と治療法を与え、数々の治療効果を上げた。さらに医学だけでなく、考古学、物理、化学、工学など科学的分野や、輪廻転生、前世など人生相談から政治経済、未来の予言などあらゆる事に答えた。

「リーディング」って何?

ケイシーが催眠状態で語った情報を「リーディング」と呼び、ケイシーが46歳からは、速記者を雇い正確な記録を残すようになった。その数は、1万4306件にのぼる。現在では、すべてのリーディングを1枚のCD-ROMに収録され、簡単に検索できるようになっている。(残念ながら日本語版 CD-ROMは、まだできていません。)

いつリーディング能力に目覚めたのか?

ケイシーが23歳のときに原因不明の失声症になり、声が出なくなってしまう。1年後に地元の催眠研究家アル・レインが、催眠療法による治療に名乗り出る。レインは催眠術の歴史を調べ、人によっては催眠状態で高度な知性を発揮することを見いだし、ケイシーを催眠に誘導した後で、「あなたは、声が出なくなった原因を述べます」と暗示をかけ、ケイシー自身に失声症の治療法を述べさせた。
ケイシーは、失声症にもかかわらず、催眠状態では声を回復し暗示によって、のどの血行を増大させるようにアル・レインに指示を与える。催眠から覚めたケイシーは声が出せるようになっていた。後にアル・レインは、ケイシーのこの能力は、他の人の病気の診断にも使えることを発見する。

目が覚めている時のケイシーはどんな人?

趣味は、魚釣りと園芸でどこにでもいそうな人で写真屋さんを営んでいた。(※46歳からは、リーディングを依頼者に与える仕事に専念する。)
ケイシーが撮影した写真は、地元の人々に好評で、特に子供の写真を撮るのが得意だった。また、ケイシーは一時自分の特殊能力を世間の目からできるだけ隠し、ごく普通の家庭生活を送ることを望んだ。

ケイシーの能力を疑った人

ケイシーは、写真業のかたわらリーディングによって病人に治療法を与え次々と治癒していった。それほどの実績を上げるもケイシーの能力を疑った人がいる。それは、当のケイシー本人で自分の能力に自信が持てなかった。医学など何も知らないはずなのに、催眠状態に入るだけで正確な医学用語を駆使して病人を診断し、自分の知らない薬剤や治療法を処方する。催眠状態で何を語ったのか覚えておらず自分の身になにが起きているのか、わからずに不安だった。しかし、リーディングによって瀕死の妻を結核から救い、リーディングに対する自信を深め、病人を救うことに役立てられることを自覚する。

●リーディングを信頼できる根拠があるのか?
●仮に信用したとして、現代に生きる私達に何の役にたつのか?

皮膚病の一つに乾癬(かんせん)という病気があり、現代の医学でも原因がわからず、不治の病とされている。ケイシーの時代にも、多くの乾癬患者がリーディングを依頼。それらの患者のうち、ほぼ100%の人が完治した。症状がよくなったというレベルではなく、皮膚から完全に乾癬の症状が消え去ったのである。ケイシーは「乾癬の原因は、腸にあり腸壁が薄くなっているために毒素が腸から逆流して皮膚に出てくる。」と診断。治療法として腸壁を厚くするための食事療法、オイルマッサージ、オステオパシー、コロニクスなどの指示を出している。現在、このケイシー療法で98%の人が治癒率を上げている。その他にも様々な病気の治療法、髪の毛を増やす方法やダイエットなどの美容と健康に役立つ情報までも残している。

また「ライフリーディング」という分野では、依頼者の前世を調べ、今生の人生をいかに生きるかのアドバイスをしている。ある男性に、彼の前世が南軍の兵士であり、バーネット・シーイという名前であったと告げられ、公文書の記録保管所で調べてみると、同名の人物が存在していたことが判明した。もちろんケイシーは、そのような情報を事前に知るすべもない。人間が単なる肉体だけの存在ではなく、輪廻転生を繰り返す永遠不滅の霊的存在であることを示している。人生をどう生きるべきかという指針は、時代を超えて現代を生きる私達にも、おおいに役にたつ情報である。

ケイシーと交流のあった有名人

発明家エジソン、電気工学者ニコラ・テスラもケイシーからリーディングを得ている。また28代アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンもケイシーをホワイトハウスに招いている。1918年ウィルソン大統領が発表した「14箇条の平和原則」と、その中で彼が提唱した国際平和機構の設立構想は、ケイシーのリーディングに基づいているといわれている。

また、ラジオのFMという変調方法を考案した2人の電気工学者の一人、ミッシェル・ハースティングは、ケイシーに雑音のないラジオの送受信方法をリーディングで質問し、AM(振幅変調)に代わる方法として、FM(周波数変調)周波数を変調する事でクリアな音声を伝えるという方法が与えられた。ケイシーがいなければFMラジオは、存在していない可能性がきわめて高いと言える。

一番はじめに読むオススメの本

新版 眠れる予言者 エドガー・ケイシー』という本が、ケイシーの生涯、リーディングの種類、輪廻転生とカルマの解説、魂と宇宙の起源、夢の活用法、ピラミッドとスフィンクス、アトランティス文明など総合的に幅広く紹介されていますので、オススメです。

人間が、いつ、どのような目的で生まれ、生きているのか、なぜ生まれ変わり(輪廻転生)をするようになったのか、輪廻転生を繰り返した結果、 最終的にどうなるのかなど、興味深い内容です。


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